夕方に眠くなるとき|原因を決めつけずに確認したいこと
夕方に眠気を感じ、仕事や家事に集中しづらいことがあります。眠気が出る時刻や強さには個人差があり、「17時ごろが誰にでも眠気のピーク」とは言えません。厚生労働省のe-ヘルスネットによると、健康な人でも午後の早い時間に眠気を感じることがあります。一方で、眠気が強いときは睡眠不足のほか、睡眠の質に関わる病気、服用中の薬、心身の不調などが関係していることもあります。
眠気を「夕方だから普通」「自分の生活習慣のせい」と決めつけず、いつ起きるか、前夜の睡眠や日中の過ごし方とどう関係するかを確認しましょう。
眠気の出方を記録する
数日から必要な期間、眠気が出た時刻や強さ、就寝・起床時刻、途中で目が覚めたか、昼寝、カフェイン、服薬、仕事や生活への影響などを簡単に記録すると、傾向を振り返る材料になります。特定の時刻や行動が原因とすぐに決める必要はありません。
成人では、厚生労働省の睡眠ガイドは個人差を踏まえ、6時間以上を目安に必要な睡眠時間を確保するよう勧めています。時間だけで十分かは決まらないため、起床時の休養感や日中の状態も確認しましょう。就寝時刻やスマートフォンの使い方、カフェイン摂取なども、睡眠に影響していると感じる場合に見直せる項目です。
夕方に眠いときに試せること
休憩や軽い活動を選ぶ
席を立って軽く体を動かす、明るい場所で過ごす、短い休憩を取るなどは、日中の過ごし方の選択肢です。5分の散歩や水を飲むことで眠気が必ずなくなるとは限りません。体調や環境に合わせて、無理なくできるものを試してください。
昼寝は必要な場合に検討する
昼寝は日中の眠気への対処の一つですが、時間帯や長さによっては夜の睡眠に影響することがあります。厚生労働省のe-ヘルスネットは15分程度の昼寝を紹介していますが、同じ長さが全員に合うわけではありません。昼寝後にぼんやりする、夜に寝つきにくくなる場合は、長さや時間帯を調整するか、昼寝を控えてください。タイマーは起きたい時刻に合わせるための道具で、必須ではありません。
眠気が出にくい時間を見つける
眠気が比較的軽い時間帯が分かる人は、その時間に集中を要する作業を置く方法もあります。仕事の予定を変えにくい場合は、夕方の作業を小さく区切る、短い休憩を入れるなど、可能な範囲で調整してください。決まった時間帯を避ければミスが減ると一律に言えるものではありません。
強い眠気が続くとき
十分に眠る機会を取っていても強い眠気が続く、意図せず居眠りする、会議や運転などで安全・生活に支障がある場合は、睡眠不足や疲れだけと考えず、かかりつけ医や睡眠を扱う医療機関に相談してください。厚生労働省も、日中に強い眠気があり、居眠りなどで学業や仕事に支障がある場合は、専門医療機関で必要な検査や治療を受けることが大切と案内しています。
眠気がある状態での運転や危険を伴う作業は避けてください。運転中に眠気を感じたら、安全な場所に停車して休み、眠気がなくなってから運転を再開します。
参考情報
- 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「過眠」
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「昼間の眠気」
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「快眠と生活習慣」
- 警察庁「交通の方法に関する教則」
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