いびきがうるさいと言われたら?原因と自分でできる対策
「昨日の夜、すごいいびきかいてたよ」 朝起きて、家族やパートナーにそう言われてドキッとしたことはありませんか?
いびきは単なる「うるさい音」ではなく、睡眠中に呼吸が妨げられているサインです。 放置すると「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」に繋がり、日中の強い眠気や、高血圧などのリスクを高めることもあります。
なぜ、いびきをかくのか?
いびきの正体は、狭くなった気道を空気が通るときの振動音です。 睡眠中は筋肉が緩むため、舌根(舌の付け根)が喉の奥に落ち込み、気道が狭くなりやすくなります。
主な原因
- 肥満: 喉の周りに脂肪がつくと、気道が物理的に狭くなります。
- アルコール: アルコールの筋弛緩作用で、通常よりも舌が落ち込みやすくなります。
- 仰向け寝: 重力で舌が喉の奥に落ちやすくなります。
- 口呼吸: 鼻詰まりなどで口呼吸になると、気道が狭まりやすくなります。
- 加齢: 喉の筋肉が衰え、支えきれなくなります。
自分でできるいびき対策
病院に行く前に、まずは生活習慣や寝環境を見直してみましょう。
1. 横向きで寝る
最も即効性があるのが**「横向き寝」**です。 重力の影響を受けにくくなり、気道が確保されやすくなります。抱き枕を使うと、横向きの姿勢を安定させやすくなります。
2. 枕の高さを調整する
枕が高すぎると首が曲がって気道を圧迫し(顎を引いた状態)、低すぎると口が開きやすくなります(口呼吸の原因)。 「首のカーブ」を自然に保てる高さの枕を選ぶことが重要です。
3. 寝る前のアルコールを控える
晩酌はいびきの大敵です。寝る4時間前までには飲み終えるか、休肝日を作りましょう。
4. 鼻呼吸テープを使う
口呼吸が原因の場合、寝る前に口にテープを貼って鼻呼吸を促すグッズも市販されています。鼻腔拡張テープと併用するのも効果的です。
枕を見直すだけで変わることも
「横向きで寝ようとしても、いつの間にか仰向けになっている」 そんな方は、枕が合っていないのかもしれません。
寝返りが打ちやすく、横向き寝もしっかりサポートしてくれる枕に変えるだけで、いびきが激減するケースは多々あります。
いびき対策にもおすすめ 安眠枕 Z 仰向けでも横向きでも、気道を確保しやすい理想的な高さをキープ。通気性も抜群です。
「たかがいびき」と侮らず、大切な人の安眠と自分の健康のために、今日から対策を始めましょう。🌿