ブルーライトカットメガネは効果ある?睡眠への影響と正しい選び方

#ブルーライト#目の疲れ#睡眠#デジタルデトックス

デスクワークやスマホ利用に欠かせないアイテムとして定着した**「ブルーライトカットメガネ」**。 しかし、最近では「効果がない」「意味がない」というニュースを目にすることもあります。

結局のところ、私たちの睡眠や目の健康にとって、ブルーライトカットメガネは必要なのでしょうか?

ブルーライトとは?

可視光線(目に見える光)の中で、最も波長が短く、エネルギーが強い光のことです。 太陽光にも含まれていますが、LEDディスプレイ(スマホ、PC)からも多く発せられています。

「目の疲れ」への効果は?

実は、米国眼科学会などは「ブルーライトが目を傷つけたり、疲れ目の直接的な原因になるという科学的根拠はない」という見解を示しています。 目の疲れの主な原因は、ブルーライトそのものよりも、**「長時間画面を見続けることによるドライアイやピント調節疲労」**だと考えられています。

つまり、日中の目の疲れ対策としては、メガネよりも「適度な休憩(20-20-20ルール)」の方が重要かもしれません。

「睡眠」への効果は?

一方で、睡眠への影響については、ブルーライトカットは有効である可能性が高いです。

メラトニンへの影響

夜にブルーライトを浴びると、脳が「まだ昼間だ」と誤認し、睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌が抑制されます。 これにより、寝つきが悪くなったり、睡眠の質が低下したりします。

夜、どうしてもスマホやPCを見なければならない場合、ブルーライトカットメガネ(または画面設定)で光を抑えることは、体内時計を守るために有効です。

正しい選び方と使い方

1. 「カット率」で選ぶ

  • 25%前後: 日常使い用。レンズが透明に近く、色味が気になりません。
  • 40%以上: 夜間・就寝前用。レンズが黄色っぽくなりますが、睡眠への影響を抑えるなら高カット率がおすすめ。

2. 使い分けが大事

  • 日中: 太陽光(ブルーライト)を浴びて体内時計をリセットする必要があるため、朝や日中は無理にかける必要はありません。
  • 夜間: 夕食後から寝る前までの時間は、積極的に使用しましょう。

結論:夜のスマホ対策には「あり」

「かけるだけで目が良くならる」魔法のアイテムではありませんが、**「夜間の睡眠の質を守る」**ためのツールとしては非常に優秀です。

一番良いのは「寝る前にスマホを見ないこと」ですが、それが難しい現代人にとって、ブルーライトカットメガネは心強い味方と言えるでしょう。👓